1R/37.8㎡/築52年/最寄り駅から徒歩2分
40代/男性/お1人暮らし
東京23区の中でも特に大学や専門学校などの教育施設が多い、穏やかな文教地区の一角。
ここは、築52年のマンションの1室を、リノベ百貨店がフルリノベーションした物件だ。
今年のゴールデンウィーク頃に引っ越してきて約4ヶ月となる冨田さんに、お話を伺った。
●インテリアのプロが辿り着いた部屋
冨田さんは、内装・インテリアを専門とする会社で、ホテルデザイン事業の開発営業を担当されている。
日本各地のホテルに向けて、その客室デザインを社内デザイナーと共に提案する、インテリアのプロだ。
その仕事を続けながら冨田さんがこのたび引っ越しを思い立ったのは、8年ほど住む部屋が手狭になってきたことと、周辺の街に飽きてしまったことから。
「違う、新しい街に出たい」という思いが高まり、新たな物件を探すことに。
エリアにこだわりはなく、都内で、治安のいい街なら、どこでもよしとした。
会社は東銀座にあり、都内であれば、どこからでも1時間以内で行けるのだ。
むしろ、日本各地のホテルへ出向く地方出張が多いため、会社というより東京駅や品川駅へのアクセスの良さを重視した。
物件を探すにあたっては、ネット上で様々な賃貸物件情報サイトをチェックするほか、街の不動産屋にも足を運び、かなりいろいろ見て回ったという。
元々はリノベーションなど関係なく探していたが、ある時「リノベーション物件に住みたい」と惹かれるようになり、そこから絞り込みが始まった。
そもそも、普通の部屋に住みたいと思っていないことに、気づいたのだ。
1Rか1LDKくらいで探していたが、どの物件も、間取りや造りがありきたり、似たり寄ったりで、どうも面白く感じられない。
そこで、ちょっと変わったデザイナーズ物件などを探しているうちに、リノベ百貨店によるリノベーション物件へと辿り着いた。
●光と緑に包まれて
壁の横幅いっぱいの大きな窓に、白いダブルレースカーテン。
さらに3面採光で、明るく柔らかな光が空間を満たしている。
白さが映える壁面と深みのある色合いのインテリアとのコントラストが効いていて、清々しい。
棚に置いたり天井から吊ったりと、いくつも飾られているグリーンは、なんとすべてフェイク。
人工物とはいえ、あるのとないのとでは全く違う、観葉植物による目の癒し効果が感じられた。
冨田さんによると、以前は本物の植物を育てていたが、出張が多い中で全て枯らしてしまったため、いつかまた本物を育てたいものの、今はあえてフェイクグリーンを選んでいるのだという。
本物の場合、室内にこもる湿気が気になりもするが、フェイクならそれがない点も良いそうだ。
●朝日とともに目覚める暮らし
朝は、ダブルレースカーテン越しに外が明るくなってきたことに気づき、目覚める。
職業柄、ホテルに泊まることが多いが、客室によく見られる遮光カーテンは苦手だ。
朝になってもまったく朝日が入らず部屋が真っ暗なままでは、どうも心地よくなく調子が狂ってしまうため、ホテル客室ではカーテンを開けて寝るようにしているそう。
日々体内時計を整え、自然体で、心身健やかに暮らされている様子が伝わってきた。
●こだわりとセンスが光るディスプレイ
キッチンの隣の窪んだスペースに、ぴったりのサイズのチェストを置いて、ディスプレイ台に。
このチェストをはじめ、メインの家具であるテレビ台、カウンターテーブル、ソファ、ソファのセンターテーブルは、日本の家具の一大生産地、福岡県大川市にある関家具が手掛けているオリジナルブランド "knot antiques" の物だ。
無垢の古材やスチールの素材感を活かし、新品ながらヴィンテージ家具のもつ懐かしさや重厚感が表現された、親しみの湧く家具。
冨田さんは初め10年以上前にネットで一目惚れし購入して以来、大切にし、その後またさらに買い足してきた。
チェストの上、右手のキッチンから続く部分には、モノトーンで統一されたコーヒーを淹れるための道具類が設えてあり、左側にはカラーやテイストの異なるオブジェが楽しく飾られている。
1つのチェストの天板がキッチンの延長としての作業台でもあり、お気に入りの物の飾り棚でもあるという、用途を決め込まずグラデーションを持たせた使い方が、とても新鮮に感じられた。
●家具が好き
アメリカ発の世界的家具ブランド "Knoll" 社のグラフィカルなポスターと、ベッド脇に見えるのは同社の製品である、ハリー・ベルトイアのサイドチェア。
ミッドセンチュリー期のモダンデザインの象徴とも言える名作だ。
家具、中でも椅子が好きという冨田さんの、家具愛が感じられる。
●料理をするようになったキッチン
冨田さんがこの物件を選んだのは、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りも全面的にリノベーションされ新しくなっていたからでもある。
他にもリノベーション物件を何部屋か内見したが、室内はリノベーションされておりきれいになっていても、水回りは古いままだったのだ。
元々料理はまったくと言っていいほどしなかったけれど、このキッチンが可愛いので、し始めたそう。
物件の仕様と魅力が、私たちの暮らし方に素敵な活力を与えてくれることを、あらためて実感した。
●内見時のイメージスケッチ
インテリア設計に携わってきた職業柄か、物件の内見時にその場で即寸法を測り、間取り図に手持ちの家具をレイアウトしたり、写真上で収納のシミュレーションをしてみたりして、緻密に検討を重ねてきたそう。
気に入った物件に合わせて手持ちの家具の一部を処分したり新たに買い足したりするのではなく、お気に入りの家具全てを連れて行けて、全てがうまく納まることが最優先。
結果、イメージ通りの部屋が完成した。
●モダンな神棚を祀った一角
3年ほど前に一級建築士の資格試験に挑んだ際、日本全国の天満宮にお詣りし、合格祈願のお守りを自宅の棚に祀るのが、趣味のようになった。
その後、晴れて無事合格でき、神様への感謝を込めて、またこの新たな家のため、神棚をより立派でお洒落な物に、と選んだのがこちらの神棚。
キッチンの吊り棚とさりげなく合わせたナチュラルな白木素材で、シンプル・モダンなデザインの神棚は、探しに探して、やっと見つけた物だ。
冨田さんが暮らす部屋は、歴史ある神道を重んじる真摯な姿勢と、コンテンポラリーなインテリアを楽しみ愛しむ感覚が両立している、神聖で心地よい、癒しの空間だった。
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