コラム詳細

温もりと愛着に満ちた部屋

人の暮す部屋 vol8
2022.12.06

1LDK/47㎡/築55年/最寄り駅から徒歩15分
40代/男性/お1人暮らし


ヴィンテージ家具を中心に扱う瀟洒なインテリアショップが軒を連ねる東京・目黒エリアに佇む、レトロなマンション。
ドアを開け、一歩足を踏み入れた瞬間「なんて目に温かいお部屋なんだろう!」と感じた。
こちらは、「リノベ百貨店」でご紹介している人気のマンションにお住まいの、大野さんのお宅だ。

●コロナ禍を機に、リノベーションマンションの管理人へと転身、入居

大野さんは元々長らく個別指導塾の経営に携わっていたが、コロナ禍に直面し閉鎖。
それを機に、まったく新しい仕事がしたいという思いで仕事を探したところ、希望条件にぴったりだったのが、
このマンションの管理人職だった。現在マンション内の管理人室兼住居に住まい、仕事と暮らしを楽しまれている。

●アメリカンポップな雰囲気のインテリアと、丸っこくて可愛い物が好き

家のいたる所で、明るく快活なオレンジ色や赤が映えている。
いわゆる「白物家電」では珍しい色と形で選んだオレンジ色の冷蔵庫や赤いトースターは、古い物。
目下白い洗濯機をどうするか、思案中だそう。
「アメリカンポップな雰囲気にしたくて。それと、丸っこくて可愛い物が好きなんです」(大野さん)

●レトロなマンションだからこそ楽しめる、レトロなガスストーブ

こちらもまた丸っこくて可愛い、オレンジ色のガスストーブ。古い物を、オークションサイトで見つけ購入した。
室内がリノベーションされており内装は新しいが、
元は 1967 年に建てられた古いマンションで「室内にガス栓が残っているからこのガスストーブが使えるの
も、うれしいポイントです」(大野さん)

●アートギャラリーのように並ぶ写真は、全てご自身で撮影された作品

繊細な陰影が味わい深いモノクロ写真が、アートギャラリーのように展示されている。
なんと全て、大野さんご自身が撮影されたものだそう。
旅が好きで、これまでに 47 都道府県全てを旅したことがあるほか、
インドなど海外へも赴き、愛用のライカのカメラで現地の人や情景を写真に収め、大切にされている。

●大量の蔵書を、タブレットの中の本棚と、家の中の本棚に分けて収納

無類の読書好きで、活字好き。
だが蔵書の収納場所に難儀した末、整理のため、約 3,000 冊もの本の背表紙を裁断し、
全ページを ScanSnap で PDF データ化し、タブレット内に設けた本棚に保管されたそう。
驚異的な熱量と作業量だ。そんな中、どうしても裁断できない本をそのまま残している本棚も室内にある。

●新しい物より古い物、新築よりもリノベーションのマンションが好み

こちらはリビングの奥の和室。
「新しい物・現行品よりもアンティークやヴィンテージの物が好きで、
家も新築よりも、リノベーション物件の方が落ち着きます。
家選びの際には、きれい好きなので、さらに清潔感があればよしとしてきました。
ここは角部屋で、静かなところも気に入っています」(大野さん)

2 日に 1 回 10km のジョギングを欠かさず、サイクリングや筋トレ、登山にもいそしんでいる。
カメラや読書に加え、体を動かす趣味も多彩だ。
「体が資本ですよね。心を鍛えるためにも体を鍛えるようにしています」(大野さん)

ここで仕事をしながら趣味と健康管理にも励む、充実した暮らしぶりがうかがえる。

●好きな物・可愛い物に囲まれていると、落ち着くし、幸せ

大野さんが普段よく過ごされている、オレンジ色のソファに腰掛けさせていただき眺めた景色。
「“ミニマリスト”は、自分には合わないですね。物が少ないと寂しくて。ごちゃごちゃしている方が自分に合っていると感じます。
好きな物・可愛い物に囲まれていると、落ち着きますし、幸せです」(大野さん)

好きな物、好きなこと、心と体にいいことを存分に楽しまれている大野さんの豊かな暮らしぶりは、
その部屋に満ちている温もりと愛着からも伝わってきた。

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